読書旅

【生き方(稲盛和夫著)|感想・書評】不安時代だからこそ「生き方」を問い直す

読書旅【生き方】

『生き方』とはぼくが大学2年生のとき、

  • 大学卒業後は何を目標にがんばっていこうか
  • いろんな生き方があるが、自分はどうやって生きていこうか

と考えている際に出逢いました。

本をめくると、

私たちはいま、混迷を極め、先行きの見えない「不安の時代」を生きています。豊かなはずなのに心は満たされず、衣食足りているはずなのに礼節に乏しく、自由なはずなのにどこか閉塞感がある。やる気さえあれば、どんなものでも手に入りなんでもできるのに、無気力で悲観的になり、なかには犯罪や不祥事に手を染めてしまう人もいます。

(引用元:稲盛和夫『生き方』P.13)

という文章が目にはいりました。

「先行きの見えない不安の時代」のフレーズが妙に突き刺さりました。

ぼくはミレニアル世代といわれる世代として生まれました。

 

ミレニアル世代はひと昔前のような、上司に言われたことをやり続けていればそれなりのお金と幸せが保証される、そんな生活はありません。

 

今の時代において上司たちも何が成功パターンかがわからない。
だから、企業の売り上げの変動は激しく、社員への給与も不安定。

 

こういう時代だからこそ、自分は今や未来をどう生きるか、
その決めた生き方をどう自分で切り開いていくか。

生き方を考えるための材料がこの本には書かれていました。

 

進路を決められない、分からない高校生にとって
進路を決めていくためのヒントを得られるでしょう。

 

『生き方』目次

【第❶章|思いを実現させる】

【第❷章|原理原則から考える】

【第❸章|宇宙の流れと調和する】

【第❹章|利他の心で生きる】

【第❺章|宇宙の流れと調和する】

 

人生をよりよく生き、幸福を得るための方程式

ぼくのいたITベンチャーの社長もこの方程式を大切にしていました。

 

人生・仕事の結果=
考え方×熱意×能力

 

人生や仕事の結果は、「考え方」「熱意」「能力」の”足し算”ではなく”掛け算”だと稲盛和夫氏は言っています。

考え方:心のあり方、生きる姿勢、哲学、理念や思想など

熱意:事をなそうとする情熱や努力する心

能力:生まれながらにもっている才能や知能

 

能力だけあっても熱意がなければいい結果は出ない。

たとえば、中高時代ぼくはサッカー部だったのですが、サッカーの才能がすごくあるが、練習をさぼっている人はプロサッカー選手になれなかったし、試合でもそこそこの結果しか出せませんでした。

 

能力と熱意があったとしても考え方の方向性が間違っているとネガティブな成果しか出せない。考え方がマイナスなら掛け算すると結果はマイナスにしかならない。

たとえば、犯罪者をイメージしてください。

犯罪を犯す人の中には、知識も能力も豊富であり、「絶対やってやる」という熱意もある人がいます。

しかし、その「能力」と「熱意」を世の中的に間違った方向性につかってしまった結果、罪を犯してしまいよい結果とはいえない末路を歩んでいます。
(誰かからみたら正しい方向性の場合もあるかもしれませんが…)

 

よい心がけを忘れず、もてる能力を発揮し、つねに情熱を傾けていく。それが人生に大きな果実をもたらす秘訣であり、人生を成功に導く王道なのです。

(引用元:稲盛和夫『生き方』P.27)

ぼくは貧困家庭で育ち、法を犯してしまうような非行活動を行っていました。

ですが、そこから教師になるために努力をして国公立大学に入学しました。

自分はこの稲盛氏の言葉をうけて、これから自分がここまで努力できたことに感謝をし、自分が育てた考え方・能力を子ども達に伝えていこう!そう確信しました。

 

あなたは培ってきた「能力」を、「熱意」もってどこにつかい、どのような「考え方」でこれからを生きますか?

この問いは今だにぼく自身にもぶつけています。

まずは、求めつづけろ

その人の心の持ち方や求めるものが、そのままその人の人生を現実に形づくっていくのであり、したがって事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それもだれよりも強く、身が焦げるほどの熱意をもって、そうありたいと願望することが何より大切になってきます。

(引用元:稲盛和夫『生き方』P.40)

この文章を一言で表すと「まずは、何でも求めつづけろ」ということではないでしょうか。

 

将来やりたいことが分からないから、勉強のやる気がでない

こう話す高校生とよく出会います。

 

たしかに、目標や夢がなければ、目の前の勉強などに対してやる気でない時もあるかと思います。

ただ、ぼくの大尊敬する先輩はいつもこう言っていました。

おれには夢がない。だから、夢をみつけることが夢だ!夢をみつけるためにおれは何でもやってやる。そんで、いつか夢をみつけてその夢を叶えてでっけー男になってやる!

ぼくはこう言われたときに「そっか!夢がなくて苦しむ必要なんてないんだ。夢をみつけることを夢にしたらいいじゃん」と思いました。

 

もしあなたに夢がないなら、まずは「夢をみつけるぞ!」と求め続けることが最初のステップではないでしょうか。
(「夢がないことはダメだ」などと陳腐なことは言いません)

 

まずは、「求めつづけない」と行動にも移せないため、人生や仕事でよい結果は得られないと学びました。

 

ちなみに「まずは求め続けなければダメ」って話は1902年イギリスで書かれた『「原因」と「結果」の法則』でもいわれています。

自分の甘えに打ち勝てば、人生は飛躍する

どんなときでも愚直なまでに真剣に物事に取り組み、真正面から困難にぶち当たっていく。それが、成功するための唯一の方法であり、私たちが日々心がけるべき原理原則といえます。

(引用元:稲盛和夫『生き方』P.112)

あなたは自分の甘えに打ち勝てていますか?

ぼくは負けてしまうときがあります…

 

たとえば、「今日はここまでの仕事をやろう」と決めても、疲れてくると「まーこんだけやったし、また明日やろう」と妥協してしまうときが1週間に1度ほどあります。

 

受験勉強、テスト勉強している際に、「なんかやる気なくなったから、また明日やろー」と思い、勉強する時間をけずった経験はありませんか?

 

稲盛氏は「自分の甘えに打ち勝てば、成功を得られる」と言っています。

 

たしかに世間で成功していると言われる人は、実はとてつもなく努力をしています。

スポーツ界だったら、長友佑都選手、イチロー選手、錦織圭選手などなど。

 

24時間365日すべて「自分の甘えに打ち勝つ」ことは正直きついと思ってしまいます。
(ぼくもまだまだです…)

ですが、目標や願望をどうしても叶えたいと思うのであれば、
「あっ、自分甘えているな」と踏みとどまり30分でも1時間でも努力することが重要ではないでしょうか。

生き方【感想・書評】まとめ

この本は、生きるうえで何が重要か、世の中にはどういった原理原則があるかがわかります。

たとえ、この本に書かれている原理原則が間違っていたとしても、

重要なことは「自分がどんな原理原則を信じて生きるか」かなと。

 

「この原理原則が正しい、いや間違っている」などと議論する暇があれば、

まずは自分なりに信じられる原理原則に従って行動することが大事なのではないでしょうか。

 

これもぼくの生き方です。

この生き方はこの本を通して学ぶことができました。

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