高校生の進路

通信制高校から大学進学した教え子が教えてくれたこと【受験の心得】

どもっ!

【貧困家庭×非行×偏差値35】だった逆境ブロガーの
しょーご(@shogo_carimemo)です。

僕が大学時代に無料学習支援の場で教えていた
通信制高校に入学し直した彼は

「通信制高校に通っている僕なんて、勉強できないし、受験なんて無理だよ…」

そういつも言っていました。

ですが、その彼は勉強をがんばり続け、国公立大学に合格することができました。

その経験をもとに、

  • 通信制高校に通う人は大学や専門学校に進学できるのか?
  • 通信制高校は全日制高校と比べて大学・専門学校受験に有利なのか、不利なのか?
  • 通信制高校から大学・専門学校に進学するためには何が必要なのか?
  • 通信制高校から大学・専門学校に進学することは難しいのか?

こういった疑問についてお話していきます。

この記事の内容

通信制高校を卒業した後の進路は「大学・専門学校への進学」と「就職」が大多数

通信制高校を卒業した後の進路は
「大学・専門学校への進学」と「就職」の2つが大多数。

もちろん、フリーター・起業・ニートという進路の選択をする人もいます。

起業はひとまず置いておいて、
通信制高校卒業後にフリーターやニートの進路に進む人は

「自分は勉強ができないから大学や専門学校に進学するなんて無理だ」

と思う人が多いのではないでしょうか?

そういった人が多いと、
Yahoo!知恵袋で「通信制高校 進路」と検索するとよく分かります。

 

通信制高校卒業後に「就職したい」と思って就職することはめちゃくちゃいいと思います!

高等学校を中退した人向けに書いた記事ですが、
どのようなスキルを身につければ就職しやすいかを書いています。

就職を考えている人は、よければ参考にしてください。

高校を中退しても働ける進路の選択肢・スキルを紹介!【具体的方法あり】高校を中退した人でも働けるようになる進路の選択肢、身につけた方がいいスキルを紹介します。高校を中退した、中退しようか悩んでいる人だと、将来就職できるか不安、きちんと稼げるか不安という不安があります。この不安を解消するために、具体的な方法を含めながら説明していきます。...

 

では、具体的に通信制高校から大学・専門学校に進学することについてお話していきますね。

通信制高校、全日制高校からの大学・専門学校への進学率はどれくらいなの?

通信制高校から大学・専門学校(専修学校)に進学することは難しいんじゃないの…

こう思う通信制高校に通われている方は少なくないです。

実際のところ、通信制高校と全日制高校からの大学・専門学校への進学率がどれくらいかをみてみましょう。

大学等進学者 専修学校(専門学校)進学者 就職者
全日制高校
(748,769人)
63.8% 22.6% 7.4%
通信制高校
(40,906人)
15.5% 22.7% 13.9%

(出典:文部科学省「平成24年度 学校基本調査」)

このデータは、

普通科の通信制高校卒業者と全日制高校卒業者の進学率を表しています。

 

このデータをみて、

「やっぱり通信制高校からだと大学・専門学校への進学は難しいんだ…」

「通信制高校から大学・専門学校に進学している人がけっこういるんだ!」

あなたはどのように解釈しましたか?

通信制高校からだって、(国公立・私立)大学・専門学校に進学できる!

先ほどの「学校基本調査」の結果から、通信制高校から大学・専門学校に進学する人の割合は全日制高校と比べると小さいです。

ただ、「進学している人がいる」事実もわかりますよね。

 

具体的な人数にすると、少なくとも約15,000人が大学・専門学校に進学していることがわかります。

だから、通信制高校からだって大学や専門学校に進学できます、と僕は強く言います。

 

「そりゃそうだろ!それは頭いい人がいけただけ。自分はバカだからどうせムリだ…」とつっこむ人もいるでしょうか?

 

冒頭で紹介した通信制高校から国公立大学に合格した彼の学力は、
偏差値50前後の大学に合格できるレベルじゃありませんでした。

試しにセンター試験の過去問を解いた時、5教科の合計点数は210点。

それでも彼は自分で参考書と問題集を買って、
家で勉強してわからなかったところを僕に聞いて努力していました。

 

彼は「僕、バカなんですよ。だから勉強しないと国公立大学に合格できません。私立にいって親にもう迷惑かけたくありません」と強く想い、努力し続けた結果みごと国公立大学に合格しました。

 

そのときは一緒に泣きながら喜び合いました。

 

もう一度言います。

通信制高校からだって、入試に合格して大学や専門学校に進学できます。

通信制高校から大学・専門学校に進学する上で不利になることはあるのか?

通信制高校からでも大学や専門学校に進学できるとお話しました。

ただ、全日制高校、特に全日制の普通科高校と比べると、
通信制高校に通っている人が不利になることもあります。

 

通信制高校が受験で不利な点
  1. 学校の先生に勉強の分からないポイントを聞きにくい
  2. 学校の学習内容が大学受験レベルではない
  3. 学校内で受験へのモチベーションを高め合う仲間がみつかりにくい

 

もちろん、
ここで挙げた不利な点が解消されている通信制高校もあります。

通信制高校が受験で不利な点①:学校の先生に勉強の分からないポイントを聞きにくい

通信制高校は全日制高校に比べ登校日が少ないです。

そのため、分からないところを先生に聞ける回数が少なくなる、あるいは高校によっては登校した日に先生がいないといったこともあります。

分からないところでつまずき、
受験勉強がすすまない状況になる人がいます。

通信制高校が受験で不利な点②:学校の学習内容が大学受験レベルではない

通信制高校に入学、編入する人にはさまざまな背景があります。

  • 人間関係で難しいことがあり、中学校では不登校だった。
  • 家庭の経済状況的に働きながらじゃないと高校に行けなかった。

こういった背景に対応するために、
テストやレポートの難易度を易しくしている通信制高校もあります。

決してこの方針が悪い訳ではありませんが、大学・専門学校を受験することを目指している生徒にとってはデメリットになります。

一度、センター試験の過去問を購入し、学校のテストやレポートの難易度とセンター試験の難易度を比べてみてください。

高確率でセンター試験の難易度の方が高いです。

通信制高校が受験で不利な点③:学校内で受験へのモチベーションを高め合う仲間がみつかりにくい

先ほど紹介した文部科学省の調査結果をみると、
普通科の通信制高校(40,906人)から大学や専門学校への進学率は38.2%。

人数で表すと、

大学・専門学校への進学者数 約15,000人
その他(就職など) 約25,000人

これをみると分かる通り、通信制高校から大学・専門学校に進学する人は就職などを考えている人よりも少ないです。

通っている通信制高校内で大学・専門学校に進学しようとする人、さらにその中でも気が合う人はかなり絞られます。

となると、一緒にモチベーションを高め合ったり、支え合える仲間と出会える確率も小さくなると僕は考えています。

 

僕は大学を中退して宅浪(図書館などでずっと独学する状態)していたのですが、
周りに支え合える仲間がいないのはかなりきつかったです…

通信制高校から大学・専門学校に進学する上で有利なこともある!

全日制高校に比べて、通信制高校の方が大学・専門学校の受験で不利なことばかりじゃありません。

全日制高校よりも通信制高校の方が受験で有利な点もあります。

ただし、この有利な点を実行できるかどうかは本人次第。

 

通信制高校が受験で有利な点
  1. 自分で自由につかえる時間が多い
  2. 自分の得意・不得意の科目に応じて、オリジナルの勉強計画を立てられる

この2つは本当に通信制高校が受験で有利な点。

それでは、お話していきますね。

通信制高校が受験で有利な点①:自分で自由につかえる時間が多い

通信制高校が受験で不利な点で「登校日数」が少ないことに触れました。

しかし、登校日数が少ないということは「自分で自由につかえる時間が多い」とも言えます。

全日制高校の生徒は、「学校行事」「受験科目以外の勉強」「強制される委員会、部活動」など自由に使えない時間が多いです(学校行事に意味はあるのですが、人によっては苦痛でしかないです)。

 

それに比べて、通信制高校は多くの時間を受験勉強に費やすことができます。

「高校生活を受験勉強だけに費やすなんて不健康だ!」と言う人もいますが、
僕は自分の意志で高校は将来のために大学受験の勉強に注ぎ込む!と決意することもありだと思います。

 

意見はさまざまですが、言えることは通信制高校は大学・専門学校の受験勉強に注ぎこめる時間が多いということです。

通信制高校が受験で有利な点②:自分の得意・不得意の科目に応じて、効率的な勉強計画を立てられる

良さでもあるのですが、全日制高校に通っていると「今は自分の苦手な数学の勉強をしたいのに…」と思う自分が勉強したい勉強ができない時があります。

家に帰ってからようやく自分のするべき勉強をできるのですが、その頃には疲れも溜まっており、勉強できない日もあったりします(僕もそんな時もありました…)。

 

それに比べて、通信制高校だと自由な時間が多いため、誰かに指示された勉強をする必要がないです。

そのため、自分のやりたいように勉強ができます。
「英語は得意だから、数学をもっと重点的に勉強しよう」と考えたら、すぐにでも数学を重点的に勉強する計画を立てられます。

不要な勉強時間が減るため、かなり効率的に勉強を進められるのが通信制高校が受験で有利な点です。

通信制高校から大学・専門学校へ進学するために必要な心得!【3つあります】

通信制高校から大学・専門学校へ進学するためには、
かなり主体性が求められます。

通信制高校が受験で有利な点も人によっては苦痛になる可能性もあります。

自分で学習計画を立てるよりも
誰かに「これしなさい」と指示された方がやりやすいという人もいるかなと。

 

要するに、目指すところにもよりますが、
通信制高校から大学・専門学校に進学することは簡単ではないということ。

簡単ではない受験を突破するために必要だと思う
僕の経験や紹介した彼から学んだ心得を3つお話します。

 

大学・専門学校受験を突破する心得
  1. 大学・専門学校に進学した後のさらに先を想像する
  2. 勉強できることを当たり前と思わず、今の環境に対して心の底から感謝する
  3. 逃げずに、努力したことは社会人になってから活きる

 

具体的にお話していきます。

大学・専門学校受験を突破する心得①:大学・専門学校に進学した後のさらに先を想像する。

コレ、僕もだったし、関わってきた高校生の8割ほどがそうでしたが、

「大学にいく!専門学校にいく!」がゴールになると勉強で苦しくなった時につぶれてしまうんですよね。

つまり、“動機”がめちゃくちゃ受験勉強には重要。

 

  • ●●大学に合格して、将来めっちゃ稼いで贅沢な生活を過ごすぞ!
  • ●●専門学校に合格して、絶対看護師になって患者さんの苦しい気持ちをケアするぞ!

みたいに「大学・専門学校に進学した後の未来」をどれだけ想像するかが
勉強するための”動機”が生まれるかが重要かと。

 

ちなみに「将来金持ちになるために大学にいくぞ!」と人に言うと批判されることもありますが、僕はその動機でもいいと思ってます。

高校生のときに目的をもって壁を乗り越える経験を積んでおくことがもっとも重要。

非認知能力に関係する話ですね。

非認知能力ってなんだ?と思う方は、注目の「非認知能力」を高める!家庭でできる8つの実践を参考にしてください。

大学・専門学校受験を突破する心得②:勉強できることを当たり前と思わず、今の環境に対して心の底から感謝する。

  • 通信制にしろ、全日制にしろ高校に通えていること
  • 学習塾に通っていること
  • 勉強するための参考書や問題集を買えること
  • 大学や専門学校を受験できること(受験料を払えること)

これらのことができているのは「当たり前」と思いがちです。

特に辛かったり、苦しかったりとネガティブな感情を抱いている時ほど、
「勉強できていること」「高校に通えていること」への感謝の気持ちを忘れがちになってしまいませんか?

 

自分でアルバイトをして高校に通っている人もいると思いますが、
全てあなた一人に力で生きている訳ではありません。

 

通信制高校から大学・専門学校に合格するためには、
とてつもない努力が必要です(目指すところにもよりますが)。

もしかすると、全日制高校に通っている生徒よりも険しい道が待っています。

険しい壁とぶつかった時こそ、「感謝」の気持ちを思い出してください。

感謝の気持ちは科学的にも生産性を高めることが証明されています。
(成功者は「ありがとう」を多用する。感謝を伝えることが生産性をあげる “科学的” な理由。)

 

心の底から自分の現状に感謝してください。
不満なこともあると思います。
それでも見方や考え方を変えて、感謝できることを探してください。

感謝することが通信制高校から大学・専門学校に進学できる可能性を左右すると僕は考えています。

大学・専門学校受験を突破する心得③:逃げずに、努力したことは社会人になってから活きる。

受験勉強は大学・専門学校に進学するためにあるものではありません。

受験勉強を通して身につく力は社会人になってからあなたが
どれだけ世の中に貢献できるか、お金という対価の量(給与の額)を左右します。

 

受験勉強で身につくこと
  • 「学び方」を学べる
  • 課題を発見し、その課題を解決する力
  • 最後までやりきる力(忍耐力)

 

他のことも身につきますが、個人的にはこの3つが重要だと考えています。

なぜなら、

  • 社会人になってからも学ばない人は「言われたこと」だけしかできない人材になる
  • 仕事上の自分やお客様の課題を発見し、解決できないと成長もなければ貢献もできない
  • 仕事をしていると辛いことが多々あるが、その辛いことから逃げグセがついてしまう

だからです。

 

社会に出てお金という対価の量(給与の額)が多い人、お客様を幸せにできている人は
「辛い」と思うことから逃げ出さずに向き合い続け乗り越えています。

僕自身もまだまだなので、もっとやります。

「辛いこと=受験勉強」と限らないですが、
少なくとも受験勉強をやり続け、乗り越えた人はこの3つのことが身につくと考えています。

そしたら、あなたが得られるお金という対価の量(給与の額)、幸せにできる人の数が変わります。

もし行きたい大学・専門学校、学部や学科がわからい時は意外と適学・適正診断がつかえるよ

ここまで

  • 通信制高校から大学・専門学校に進学することは可能であること
  • 受験で通信制高校が不利な点、有利な点
  • 通信制高校から大学・専門学校を受験するための心得

についてお話してきました。

最後に、「どこの大学や専門学校に行けばいいか分からない」という方向けに一つ提案があります。

 

どこの大学・専門学校に進もうか決められない人は

適学診断、適性診断、適職診断の3つのツールをつかってみてください。

 

詳しくは、こちらの記事でお話しています。

進路が決まらない高校生を助けてくれる【適性・適学・適職診断ツール】はコレ!進路が決まらない高校生の助けとなる「適性・適学・適職診断ツール」と「自己分析ツール」を紹介!やりたいことがない、将来の夢がない、そういった高校生を助けてくれるのが自分に合った仕事や学問を知ること。まずは、自分に合った仕事や学問を知り、進路を決める材料にしてください。...

 

分からないならとにかく「何か」をしてみてください。

一人で考えているだけでは、いつまでも自分の進む道を決められません。

この3つのツールをつかえば、
あなたが進みたくなる道をみつけられるヒントを得られます。

通信制高校からの大学・専門学校への進学【まとめ】

長々とお付き合いしていただき、ありがとうございます!

この記事の内容をまとめておきます。

  • 通信制高校から大学・専門学校に進学する人は全日制高校に比べて少ないが、進学できない訳じゃない。
  • 通信制高校が受験で不利な点3つ
    • 勉強で分からないことを聞きにくい環境
    • 学校の学習内容が受験レベルではない
    • 仲間をみつけにくい
  • 通信制高校が受験で有利な点2つ
    • 自由な時間が多い
    • 効率的な勉強の計画を立てられる
  • 通信制高校から受験を突破する心得3つ
    • 大学・専門学校に進学した後の未来を想像する
    • 自分の環境に感謝する
    • 受験勉強から得られることは社会人になってからも活用できると認識する
  • どこの大学・専門学校に進みたいか決められない時は「適学・適性・適職」診断ツールが役立つ

通信制高校から大学・専門学校に進学することはできます。

この事実だけは忘れないでください。おわり。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です